2014年6月18日水曜日

DOA5 PLUSの完成度の高さに大きな衝撃を受ける

久しぶりに購入した格闘ゲーム「デッド・オア・アライブ5 PLUS (以後DOA5+)」ですが、あまりの完成度の高さ、想像を超える様々な仕様の実装を目の当たりにして、良い意味で大きな衝撃を受けています。

やはり、操作しているだけでも常に楽しいという見事な造りになっているし、格闘ゲーム素人ウェルカムな設計なのが瞠目ポイント。

老舗格闘ゲームのシーズン5ともなると、もはや従来のファンやプレイヤーしかついて来られないテクニカルな設計になってたりするかな?と思ったら、そうじゃない。

アーケードモードなんて、難易度を下げれば、格闘ゲームの素人でも普通に勝ち進めて日常のストレスを発散する、健康ツールに早変わり出来るレベルなんです。

トレーニングモードも親切だし、戦闘中に表示される技のコマンド表も、どこまで入力したかが分かるようになってたり、現在入力中の技に近いコマンドを検索して自動表示とか、これだけでもプログラム大変だったろうに・・・すげぇなと感心させられてしまう。

全体的に、開発のチームニンジャの格闘ゲームへの深い造詣や技術力って、やっぱり最強クラスだなぁと感心されられる事ばかり。


ステージも単なる背景だったり、オブジェクトが動いて凝っているね、でとどまっていません。

傾いたり・・・。


爆発したり、ステージの一部が破壊されて次のステージに移行したり、とにかくダイナミック。

こういう演出は、確かにドリームキャストの時代(DOA2)から実現してはいたものの、手のひらの携帯機ヴィータさんでガンガン動かされると、やはり格別感はありますね。


圧倒的なのは、メモリカードに保存したプレビューをリアルタイムで自由な角度から眺めたり静止したり出来る機能です。

なんだそれは!!と思わず目がポポポポーン状態。

秒間60フレームでバンバン動いている戦いを、アナログスティックで自由な角度から見られるんですが、ちょっとビビる。


一瞬で決まって終わる技のシーンも、ストップかけられる!!

スクリーンショットの撮影も楽々です。

もしかしてPS4のリアルタイム・ゲーム動画録画よりすげぇ・・・かも。

こっちはヴィータの演算能力でぐりぐり動かせてしまうわけだし。


それと、ゲーム中のポリゴンモデルはやや粗いとか思っていたけど、プレビューで拡大してゆくと、実はかなり精密なのもよく分かります。

ヴィータのスクリーンショットは960x544ドットだから、PCの大画面で見ると荒く感じてしまうかも知れないですが、実際は5インチの有機ELにギュッと押し込まれるため、実機はホントに綺麗。

ヴィータに関しては実機で見ないと画質の評価が不可能という状態が継続してますねー。


それと、リアルタイム・デモシーンになると、秒間60フレームで激しくバトルしなくて良い分、えっ何でこんなに描けるの?

というくらいの高画質タイムになります。


エフェクトもしっかりかかってて、やりますのぅ・・・


さらに、ただ見ているだけーではなくて、アナログスティックでグリグリ角度を変えられます

どんだけ凝りまくりなのか。


DOA5+は、最初から全キャラクターが使える仕様みたいで、ボス格の「Alpha 152」というキャラもいきなり使えるのですが、これがとてつもなく人の道に外れた鋭い動きと強さで、ゲームらしくて非常にオススメです。

空中でギュンギュン回転したり、浮遊したり、遊び心満載な所が何と言ってもイイ。

半透明の表現もバッチリで、やっぱり技術力とヴィータの性能が噛みあった時の爆発力はスゴゴゴ。


海外の技術力の前に、日本のゲームメーカーはもう歯が立たなくなった・・・みたいに言われる事が多くなってるし、実際、大規模なオープンワールドのゲームとかではそうなっているのかなぁと思わされる点も多いですが、DOA5+を見ていると、なんか日本だって、負けてないんじゃないか?とか言いたくなるなぁ。

いや、個人的には格闘ゲームは日本のしかやらない気がするし。


DOA5+は、女性キャラに異様に気合が入っているのが有名ですが、どっこい、男性キャラクターも海外ドラマばりにシッカリと作られていたりします。


この度を越して軽いノリの「ザック」ですが、実はかなり好き。

ドリームキャストのDOA2で最初見た時は、これはネタキャラか?と思ったけど、このノリがブレず飽きず続けられ、しっかり定着しているのが偉い。

この「リグ」も良いですねぇ。

作業着で戦う(コスチュームは変更可能)のがまた新鮮。


海外ドラマ見ていると、リグとザックあたりのコンビで、何かミニゲームとかやりたいなぁとか思えてしまう。

それと、DOA5+は、なんとゲームだけでなくて音楽もハイグレードなんです。

「Gotta Move on」などなど、聞き惚れてしまう曲が豊富。

残念ながら、正式なミュージック・プレイヤーは実装されていませんが、キャラクターのBGMを自由に変更出来るモードがあって、そのモードの中で(操作は不便だけど)音楽を試聴出来るので嬉しい。

カーオーディオにヴィータさんを有線接続して、かけまくり。

ヴィータさんは、さすが音楽のソニーが設計した機体だけあって、こういう使い方すると内蔵音源と部材の配置の良さも実感出来て二度美味しいです。

DOA5+は、個人的には携帯機最高の3D格闘ゲームに昇格してますよー。

二番目はPSPの鉄拳DRかな! あれも大したものだった。