2017年10月9日月曜日

PowerShot G9X Mark2のハイビジョン撮影で、個人的に日常用途における家庭用ビデオカメラは役割完了か・・・

家庭用ビデオカメラは、まだまだ快適なホールド性を誇る形状、細やかな制御が出来るズームレンズなどなど、純粋なビデオ撮影機材としての美点は多々ありますが、ポケットに入る一眼レフ並画質カメラ「PowerShot G9X Mark2」の登場は、あまりにもあまりにも(連呼)インパクト巨大でした。

G9X2により、少なくとも、日常用途における家庭用ビデオカメラは、今まさに、長きにわたるその役割を「完了」した・・・そんな気になっています。


G9X2登場以前なら、小さいのは良いが、画質も操作性も犠牲にしたものはちょっと・・・と思っていられましたが、G9X2にやられたガツン!!は目から火花が飛び散るくらい痛いものでした。

これは、このカメラの本職である写真撮影でも同じ事が言えるのですが、超重要な立ち位置「ポケットに入る真の小ささを得た上で」操作性も良く、画質は文句のつけようもなし・・・なので、これは特A級のカメラ大事件に属する話です。

これ以上のカメラ大事件ってなると、まだ見ぬ、キヤノンが広い画素ピッチの3層式センサーに切り替え!!くらいのものになるかも・・・それくらい言っちゃうよ。


国営みちのく公園において、バイオリン演奏とともにイルミネーションがどんどん変化する「コキアカリ」をハイビジョン撮影しましたが、もう、小型センサー搭載の家庭用ハイビジョンカメラがクリアしている暗い場所で明るく写す事が出来る・・・という所では留まっておらず、その上位概念である「暗い場所で、美を感じる映像が撮れる」という所まで到達しました。


誤解しないで欲しいのは、決して、家庭用ハイビジョンカメラだめになったと言っているわけではないです。

それに、ガチガチに撮影対決したら、映像撮影特化のハイビジョンカメラが勝るシーンは多いかもしれません。

ただ、持ち歩くならG9X2しかないし、持ち歩く気にさせるカメラだというのが何よりも凄い。


さらに、マニュアルで色々といじればすごい・・・というわけではなく、G9X2は、フルオート撮影でも極めて賢い。

ぱっと取り出してぱっと撮る・・・って事をしても、そこに記録される映像は、はっと目を見張る高画質という世界。

スマホの動画機能でも心が少しも動かないばかりか、使う気にもなれないのに、G9X2には、完全にまいりました。


日常利用とは言えども、G9X2の弱みは、APS-C換算で18-53mmというタイトな焦点距離ですが・・・。

まぁこれは仕方ないですね。

この小さなボディが全てを解決してしまうし、どうしてもこれ以上が必要なら、決して捨てているわけではないのだから、それこそハイビジョンカメラを復帰させるか、画質を極めて、一眼レフのEOSに望遠レンズ装備してのEOSムービー撮影します。